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勝手気ままな映画レビュー

東京国際映画祭東京グランプリ/最優秀脚本賞受賞作「アマンダと僕」鑑賞報告

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東京国際映画祭東京グランプリ/最優秀脚本賞を始め、いくつの世界的な賞に輝くフランス映画「アマンダと僕」を、やっとこさ観ることができました。

 

フランス映画は、派手なBGMもなく、淡々と話が進んで行くので、かえって、登場人物の心情がダイレクトに伝わってきたりします。

本作も、例に及ばず、その描写だけで、登場人物の心のヒダに、おそるおそる触れるように、引き込まれていきます。

 

もう、最後なんて、この“アマンダ”のために、何かしてあげないと気がおさまらないって気分になってしまいます。

 

この映画で描かれるドラマは、自分がそんな目に合うなんて考えることすらなくても、突然の大きな、多くの不幸が人に降りかかるとき、そんなときだけは神様も平等なのか、大人だろうと子供だろうと、そして、不幸とか幸せとか、まだ、よくわかっていない幼子にも、その苦しみ、悲しみは降りかかってくるという真実。

 

そして、その絶望から立ち直るためには、幼子であろうと、その苦しみ、悲しみを受け入れ、いずれは笑顔になるための涙が必要だということ。

そんな涙を流す幼子の周りは、溢れるほどの優しさに包まれた世界であって欲しいと願わずにはいられません。

 

ホントに素晴らしい映画です。

 

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『アマンダと僕』予告編

 


『アマンダと僕』主演 ヴァンサン・ラコストのインタビュー

 


フランス映画祭2019 アマンダと僕 ミカエル・アース監督コメントと映画予告編