“アニエス・ヴァルダ”を知っているだろうか?
フランス映画界で、“ヌーヴェルヴァーグの祖母”と呼ばれた女性映画監督です。惜しくも、今年、2019年3月29日に逝去されました。
夫は「シェルブールの雨傘」でカンヌ映画祭パルム・ドールを獲ったフランス映画界の巨匠“ジャック・ドゥミ”です。
アニエス・ヴァルダ自身も、ベルリン国際映画祭銀熊賞、ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞していて、夫婦揃ってのフランス映画界の至宝でありました。
2017年には、長年の功績が讃えられ、米国アカデミー賞名誉賞も受賞しています。
最近だと、日本でも公開されたドキュメンタリー作品「顔たち、ところどころ」が、記憶に新しいところだと思いますが、今冬、彼女の遺作となる「ヴァルダ・バイ・アニエス」が、日本でも公開される予定です。
監督を務めたアニエス・ヴァルダ自身が語るセルフポートレート作品となっているとのこと。
「ヴァルダのフィルモグラフィに触れたことのない観客をも魅了する、愛すべき一人の女性の人生の物語」と、宣伝文句は謳っています。
フランス映画ファン、ヌーヴェルヴァーグ好き、ドキュメンタリー好きにはたまらない、必見の映画だろうと思います。
本作公開と同時に、日本では正式劇場公開されていない長編映画初監督作品「ラ・ポワント・クールト」(55年)とドキュメンタリー作品の代表作「ダゲール街の人々」(75年)も公開されるそうです。
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